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終わりのないラブソング 1 (角川ルビー文庫 1-1) 文庫 – 1991/6/1

4.9 5つ星のうち4.9 10個の評価

何を信じ、何を愛すればよいのか? 十六歳の夏に、力ずくで“女”にされ、「心はちがうんだ……」と叫び続ける二葉に芽ばえてゆく男どうしの恋。JUNE誌上最高の人気作品、衝撃の青春小説!

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (1991/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1991/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 269ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4044124019
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4044124014
  • カスタマーレビュー:
    4.9 5つ星のうち4.9 10個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年6月20日に日本でレビュー済み
中学生の時にすり切れる程読みました。
当時はヤオイのヤの字も知らず、表紙絵の吉田秋生さんのファンだったため読み始めた本。
主人公と相手役がくっついた時にはえーーーそうなるの?と驚愕した笑
全くそういう展開になるとは予想していなかった。

自分は毒親持ちで、当時は泥沼の底にいて、
それが親から愛されなかった主人公の心理とぴったり重なって
読むのを止められなかった。
そして主人公が愛する者を見つけ、
その相手である竜一により救われるという話を読むことにより
自分を擬似的に救っていたのだと思う。
この本がなければ、現在自分がこの世にいるかどうか怪しいぐらい、
この本に救われたと思う。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
竜一と双葉、二人の馴れ初めはそれはもう最悪なぐらい(出逢った環境のせいもありますが)でしたが、徐々にうちとけていく過程が秀逸でした。少年院で竜一と引き裂かれた後の双葉の苦悩と慟哭・再会の後から最終巻TOMORROWに辿り着くまでの長い道のりに拍手です。

シリーズででているのは既刊全9冊です「終わりのないラブソング1〜8」+「終わりのないラブソング-TOMORROW-」の全9冊になります。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年6月11日に日本でレビュー済み
栗本薫読破の義務感で読んでいます。
2度目だが,正視できないので斜め読みしています。

一人の人間を描写したいという気持ちは分かるし,
その人間を取り巻く人物も描写したいという気持ちも分かります。

それを売り物にするところが栗本薫の初代腐女子の称号を与えるのにふさわしい作品かもしれない。

最初はスニーカー文庫で出ていたことを知りませんでした。
(2)からルビー文庫で出ています。

学園ものか、Boys Loveかは読み手次第なのかもしれません。

栗本薫の原点のような小説です。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年2月19日に日本でレビュー済み
この本と出逢ったのは、中3、15歳の夏でした。友達から借りて読んだのですが、あまりの衝撃に言葉を失うほどでした。でも、続きを読んでいくにつれ、深い愛の物語なのだと感じました。3巻での二葉の お母さんになら殺されてもいい。僕を作った人なのだから、というフレーズには涙したこともあります。私もその頃母と仲が悪かったので。私はこのシリーズを通じて、何かとても大きなのもを学んだような気がします。形は同性愛だけど、人間同士の付き合い方、とゆうかなんとも言いがたい事をたくさん学びました。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年12月28日に日本でレビュー済み
 今のようにBLが、セックスをエンターテイメント化(それを否定しているわけではありません。またすべてのBL作家さんの作品がセックスをメインにおいているわけでもありませが、たぶん故・栗本薫さんをはじめとしたJUNE作家さんたちと、今のBL作家さんの世代の違いが、そのまま性に対しての表現の違いとして描かれていたのだと思います)し、ノベル・コミックと百花繚乱のBLで、作家さんの個性によって、多様化している現在。BL好きな方たちは色々な好みの作品を読めて羨ましいなぁと思います。

 わたしは、今では、藤たまきさんのコミックを購入するだけという、もう、自分のフリータイムがない生活の時間にしばられているのと、やはり若い時みたいにお金を自分の趣味にあまり使えなくなりました。

 雑誌「JUNE」で連載された当時、わたしは若く、このノベル「終わりのないラブソング」(通称「終ソン」)を読んで主人公の二葉をはじめ、二葉と接することになる登場人物たちの「傷」や「痛み」そして、それゆえに、理解、共感しあえる他者求める姿を自分の事のように感じたものです。

 わたしが栗本さんの作品で1番好きなのが「翼あるもの」下巻で、これは「終ソン」よりずっと前に出版された本で、20代の頃何十回と読み返したかわかりません。

 余談ですが、「終ソン」のコミック全巻が、図書館でキレイにディスプレイされているのを見た時はビックリしました(笑)司書さんにファンの方がいらしたのですね。吉田秋生さんの表紙の文庫本がずらっと並んでいるさまは、壮観でした。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
想い人がいながら別の男の女にされている主人公が少年院に送られて想い人の記憶と彼から送られてくる手紙を心の支えに粗暴な番長の女にされて傷ついていく描写が目が離せなくてようやく想い人と面会しても素直になれず切ないです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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